イタリア文学でおすすめは何ですか〈第1版〉

と尋ねられて答えに窮したことのある人が、日本列島に100人ぐらいはいるのではないかしらと思います。一昔前は、紹介しようにも新刊書店で買えるものが極端に少なかったものでした。 そのころの定番と言えば、わたくしの周りでは、 ナタリア・ギンズブルグ『ある家族の会話』(白水Uブックス)、 イタロ・カルヴィーノ『見…