別府(お詫びします)
「飯を食べる中国の男性」(1901頃)。嬉しそうに白米を食べる中国人の男性を捉えました。当時は清朝末期、義和団の乱が起こるなど西洋諸国との軋轢の中で庶民は時代の波に翻弄されていました。書肆ゲンシシャでは古写真や写真集を扱っています。 pic.twitter.com/a6joNXyc7Q
— 書肆ゲンシシャ/幻視者の集い (@Book_Genshisha) July 27, 2016
表情のつけ方がひどく現代的に思えます。また、保存状態がよすぎるような。贋物をつかまされておいででなければよいのですが、などと門外漢の私が心配するのは大きなお世話でしょう。
(2016/09/20追記)たいへん失礼いたしました。こちらで確認できました。下のウェッブログのかたが説明なさっている理由から下衆の勘繰りをいたしました。お詫び申し上げます。
AMNH Digital Special Collections | Eating rice, China
intlhistory.blogspot.jp
これはいま中国でつくられてる「おみやげ」やぞ。システム上しかたないのかもしれんが出品目録に載ってしまうという。古本屋なんてこんなもの。https://t.co/1JkyCCtfG1 pic.twitter.com/ZvNeDxTSM3
— 兵務局 (@Truppenamt) June 28, 2016
hironeko-photo.blog.so-net.ne.jp
別府と言えば、「流川文学」。織田作之助は「雪の夜」「湯の町」「怖るべき女」の別府三部作ほかに「続夫婦善哉」でも別府を舞台にしています。この中では「雪の夜」がいっとう好きです。落魄する男好きにはたまりません。織田作はんの諸作品でおなじみの、無茶やってみずから進んで破滅へ向かっていった男が、珈琲を二口三口啜っただけであとは見向きもしない場面なんて、もう。
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夫婦善哉・怖るべき女 - 無頼派作家の夜 (実業之日本社文庫)
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