2月に読んだ本
S・S・ラージャマウリ『バーフバリ:王の凱旋』
「バーフバリ 王の凱旋」予告編
SNSの盛り上がりに乗じて見に行ったクチですが、うーん、そこまでかなというのが正直な感想です。これがここまで人気になるのなら、去年の「コール・オブ・ヒーローズ」ももっと火がついてほしかった。多くの日本人が抱いているであろうと思われるインド映画の先入観を否定する点では、もちろん佳作ではあります。物語に深みが出ているし。嫌味な言い方ですけど、みなさん水戸黄門が好きよね、などと。
『キングスマン』
映画『キングスマン』予告編
さかのぼって第一作を見ました。『ゴッドファーザー』や『インディ・ジョーンズ』などと同様に、このシリーズは第二作のほうが優れています。どうしても主人公の成長を描かなければならないため、そこがやや冗長に感じられました。第三作はやはりあの国のエージェントが登場するのでしょうか。
苅屋剛彦ほか『教育の社会学:〈常識〉の問い方、見直し方[新版]』(有斐閣)
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教育学と教育社会学が異なるとして、何が違うかと言うと、教育学が前提としている部分を疑うのが教育社会学なのかなと思いました。しつけをどうればいいか、とそもそもしつけのせいで親は疲弊していないか、とは観点が違いますよね。
工藤保則ほか編『質的調査の方法:都市・文化・メディアの感じ方[第二版]』(法律文化社)
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これも親切設計でよかったです。やはり実例とともに方法を紹介してくれる教科書は助かります。ただ、やはり質的調査だけで押し通すのはなかなか厳シソウダナアと感じました。