ポレンタ天国

たぶん読んだ本・見た映画の記録が中心になります

2019-01-01から1年間の記事一覧

9月に読んだ本・見た映画

クウェンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』 映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』予告 8月30日(金)公開夢見たっていいじゃない スタンリー・トゥッチ、 キャンベル・スコット監督『リストラン…

8月に読んだ本

倪其心(2003)『校勘学講義:中国古典文献の読み方』(アルヒーフ) www.e-hon.ne.jp イタリアではルネサンス期から校訂というものが生まれました。洋の東西で同じようなことをやっているということは、南アジアや西アジアにもあるのでしょうね。世界の校訂が気…

7月に読んだ本

張彧暋(2015)『香港:中国と向き合う自由都市』([岩波新書]岩波書店) www.e-hon.ne.jp 今年のあれこれを見て「らしくない」と言っている人が散見されたけれど、そういう人は以前の記憶が更新されていないのでしょうね。本書を読むと、人々の意識は変容してい…

6月に読んだ本

安原和也(2017)『ことばの認知プロセス:教養としての認知言語学入門』(三修社) www.e-hon.ne.jp とっかかりや話の種にちょうどよい本でした。レポートを書く水準に持っていくためには、参考文献をたどっていくのがよさそうです。 ウンベルト・エーコ(2011)…

5月に読んだ本

北原敦・編(2008)『イタリア史』(新版世界各国史15, 山川出版社) www.e-hon.ne.jp イタリア史は日本語で読める手頃な通史の乏しい時代が続きました。山川のこれ以降、他の版元がいくつか出していってくれています。どこまで最新の研究動向が反映されているの…

4月に読んだ本・見た映画

ユエン・ウーピン監督『イップ・マン外伝 マスターZ』 www.youtube.com 私はこれがいちばん好きです。香港映画っぽさ(と、私が勝手に思っているもの)がいちばん残っているからです。それでいて、穿ち読みもしたければできるようになっています。 『序章』と…

3月に読んだ本・見た映画

上田慎一郎・監督(2018)『カメラを止めるな!』 あ、こう来たか! となる映画でした。洋食のフルコースに払う余裕がなくても、それならネパール・カレーや中国語が飛び交う料理店でもおいしいのはたくさんあるよね、とでも言いましょうか。 黒田龍之助(2018)…

2月に読んだ本と見た映画

坂本一敏(2008)『誰も知らない中国拉麺之路(ラーメンロード):日本ラーメンの源流を探る』(小学館[小学館101新書]) www.e-hon.ne.jp 学術書ではないので「ん?」となる箇所もあるのですが、各所の麺について知れるのはよかったです。莜麺という日本の盛…

1月に読んだ本

大瀧雅之『基礎からまなぶ経済学・入門』(有斐閣) www.e-hon.ne.jp 著者の誠実さが伝わる本でした。「どちらが大切か?」と迫る二分法に騙されちゃいけないんですよね。たいていの場合、「どちらも大切に決まってるだろ!」で済む話なので。 また、企業家と…