ポレンタ天国

たぶん読んだ本・見た映画の記録が中心になります

5月に読んだ本

北原敦・編(2008)『イタリア史』(新版世界各国史15, 山川出版社)
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 イタリア史は日本語で読める手頃な通史の乏しい時代が続きました。山川のこれ以降、他の版元がいくつか出していってくれています。どこまで最新の研究動向が反映されているのか門外漢には分かりませんが、詳しさで言えば、まずはこれでしょうか。



小谷瑛輔(2017)『小説とは何か?:芥川龍之介を読む』(ひつじ研究叢書文学編10, ひつじ書房)
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 学部生が文学研究とはどういうものか知りたいときにとても助かる本だと思います。実証的に読んでいく感覚がつかめることでしょう。日本文学では従前の解釈をひっくり返すことも重要なんですね。