ポレンタ天国

たぶん読んだ本・見た映画の記録が中心になります

3月に読んだ本・見た映画

上田慎一郎・監督(2018)『カメラを止めるな!
 あ、こう来たか! となる映画でした。洋食のフルコースに払う余裕がなくても、それならネパール・カレーや中国語が飛び交う料理店でもおいしいのはたくさんあるよね、とでも言いましょうか。



黒田龍之助(2018)『ロシア語だけの青春』(現代書館)
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 私も学部生のとき語学学校に通うべきだったのに、若いときは今よりもっと愚かだったから、そういうお金のつかい方を知りませんでした。発音と例文の力を再認識しました。感動的な思い出話が言語学や外国語学習法の話でもあるのは著者のいつもの超絶技巧でありましょう。
 


大阪大学歴史教育研究会(2014)『市民のための世界史』(大阪大学出版会)
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 高校生の時の知識で止まっていてはダメですよね。



上野千鶴子(2018)『情報生産者になる』([ちくま新書筑摩書房)
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 この著者らしく大ザッパなところもあるのですが、研究を考える学生にもその他の人にも役立つ情報がたくさんありました。「うえの式質的分析法」はPCでの分析を要しないので、救われる学生さんが多いでしょう。
 この手の論文/レポートの書き方・プレゼン法等をまとめて教える本はたくさんあるけど、もっと射程が長いと言うか、意図や目標の解説が丁寧で、善き教師だなと思いました。